マイセレクション6
2010/07/15

‘69年にブライアン・オーガー&トリニティを脱退したジュリー・ドリスコールはキース・ティペット
と巡り会いこのファースト・ソロ「1969」を発表。レコーディング中に結婚し、これ以後キースと
ジュリーの音楽コラボレーションが始まる。この「1969」に関してはブラス・アレンジがあったり、
クリス・スペディングが参加してたりと話題性もありますが、やはり何と言ってもジュリーの声の
存在感、ロック的な激しい凄みと物憂げな心の葛藤の表現が伝わってきます。
ライナーノーツで評論家の北村昌士さんがこう書いています。ブライアン・オーガー・トリニティ
時代は60年代の若者のひたむきな現実への怒りの代弁、センティピードでは炎のような歌唱、
ブループリントではシャーマニックなトランス気味の魔術的な、セカンドアルバムの
「Sunset Glow」では心の熱をさますように安らいだヴォーカルが聴けると書いています。
まさにピッタリくるこれらの表現作品も一聴に値します。
マイセレクション5
2010/07/05

前回に続きましてブリティッシュ・プログレ系です。
アフィニティ唯一の作品。70年発表のVertigoからのアルバムです。
最初に興味を惹いたのが、やはりマーカス・キーフのジャケット写真でしょうか。
青を基調にした彩色で、物悲しく和傘を差して座る女性。多分ヴォーカルの
リンダ・ホイルではないと思いますが、インパクトのあるデザインです。
英オリジナルはコーティングされているので収集価値も高いですね。因みに当時
国内盤も発売されていますが、実物を見たことはありません。
内容はハモンド・オルガンを前面にフィーチャーしたヘヴィな演奏にリンダ・ホイルの
ハスキィー・ヴォイスが絡んでスケール感のあるパートと陰鬱なムードを漂わせたアレンジの
スリリングなトータル・アルバムに仕上がっています。特にジミ・ヘンのカバーで有名な
ディランの“ウォッチ・タワー”は圧巻です。
連載part4
2010/06/28

かなり間隔が空いてしまいましたが、すこし気合をいれていきます。
ブリティッシュ・トラッド系ですが、何度聞き直してもそそられるセリア・ハンフリーズ嬢が
メインボーカルのトゥリーズの2ndの紹介です。‘70年の作品ですが、トラデショナル・ソングと
オリジナル曲が半々で全体としてサイケ色の強いフォークロックの印象です。
中でも大作“Sally Free And Easy"が大好きで、この曲だけでアルバムを所有する意義が
あると思っているくらい。実際メンバーも叙事詩的で僕らの全てが詰まっている、最高の表現の
ベストトラックだと言ってますね。ボーカル以外は一発録りだというから驚きです。
因みにジャケットは言わずと知れたヒプノシス・デザイン・チームの作品でレコードコレクターの
間では人気が高く、国内盤もCBSソニーからリリースされてましたが、例の掛け帯なので完品は
めったになくオークションに登場するのを待つしかないでしょうね。(CDの再発版はありますが
やはりLP盤で)
とにかくジャケットを眺めつつ耳を傾けてほしい一枚です。(H)
連載part3
2010/03/12

“69年にスティーブ・マリオットが脱退し、ロン・ウッドとロッド・スチュワートが加入しての
スモール・フェイセスから新生フェイセスへの1stアルバムです。
タイトルもファースト・ステップですから、また新たな歩みの第一歩といったところでしょうか。
ソウルフルなボーカルのマリオットから個性豊かなボーカルのロッドへ代わって、それぞれ好み
はあるでしょうがバンドのイメージはガラリと変化したようです。
個人的にはこのフェイセスもスモール・フェイセスも大好きで、両バンドの支柱にいるベースの
ロニー・レインの存在が大きいように思います。このアルバムにもカントリー調の曲を提供し、
アルバム全体のアクセントとなっています。ロッドのボーカルも本領発揮し、業界の評価以上に
お勧めできる1970年の作品です。
この後4枚のアルバムを残し解散しますが、各メンバーはまた新たな一歩を踏み出します。
それぞれブリティシュ・ロックに燦然と輝く金字塔を残していきます。それぞれの足跡を辿るのも
面白いかも知れません。(H)
連載part2
2010/02/21
最近の積雪の為、雪かきで筋肉痛が癒されない今日この頃ですが、
耳よりな情報がありましたので一つ…
先月の28日になんとあのプリティ・シングスが初来日したそうです。
東京・大阪の3日間。フィル・メイは御年66歳になります。
内容に関してはおいおい情報が入ると思いますが、デビュー45年目にして
日本のステージに立ったんですね。感慨深いです。
プリティズはガレージ・パンク界のゴッドファーザーとか言われてますが
わたしにとってはブリテッシュ・サイケの大御所です。
確かに初期のアルバムはビート・ガレージ系でしたが、紹介する68年の作品
“S.F.Sorrow”は初のコンセプト・アルバムにしてエフェクト、コラージュを
駆使した紛れもないサイケデリック・アルバムです。
“ザ・フー”のピート・タウンゼントもこれをヒントに“トミー”を作ったと
言われるように、この後のブリテッシュ・ロックに大いに影響を与えたことは確かです。
今聴いてみても私にとってはいまだに新鮮で、お勧めできるこの一枚です。
ところで60年代当時プリティ・シングスは国内シングルを3枚リリース
してますが、1枚目のクライ・トゥ・ミーには来日記念盤と表題されてました。
もしかしたらこの時に来日の予定があったのかも知れません。
当時は不良のレッテルを貼られていたストーンズよりも素行が悪いと評判だった彼ら。
プロモートも躊躇したのかも知れませんね。(H)

耳よりな情報がありましたので一つ…
先月の28日になんとあのプリティ・シングスが初来日したそうです。
東京・大阪の3日間。フィル・メイは御年66歳になります。
内容に関してはおいおい情報が入ると思いますが、デビュー45年目にして
日本のステージに立ったんですね。感慨深いです。
プリティズはガレージ・パンク界のゴッドファーザーとか言われてますが
わたしにとってはブリテッシュ・サイケの大御所です。
確かに初期のアルバムはビート・ガレージ系でしたが、紹介する68年の作品
“S.F.Sorrow”は初のコンセプト・アルバムにしてエフェクト、コラージュを
駆使した紛れもないサイケデリック・アルバムです。
“ザ・フー”のピート・タウンゼントもこれをヒントに“トミー”を作ったと
言われるように、この後のブリテッシュ・ロックに大いに影響を与えたことは確かです。
今聴いてみても私にとってはいまだに新鮮で、お勧めできるこの一枚です。
ところで60年代当時プリティ・シングスは国内シングルを3枚リリース
してますが、1枚目のクライ・トゥ・ミーには来日記念盤と表題されてました。
もしかしたらこの時に来日の予定があったのかも知れません。
当時は不良のレッテルを貼られていたストーンズよりも素行が悪いと評判だった彼ら。
プロモートも躊躇したのかも知れませんね。(H)



